棘上筋腱炎
ここでは手の中でも腕の痛みの原因となる病気、棘上筋腱炎について詳しく説明していきます。

棘上筋は肩の奥深くにある深層筋という筋肉で、ここに炎症を来たした状態を棘上筋腱炎と呼びます。肩の筋肉は僧帽筋や三角筋などの大きな表層筋で覆われていますが、それらの内部を棘上筋が通っています。棘上筋は肩甲骨から腕の骨を体に引き付けるようにして引っ張り、腕を上げる動作時に作用する筋肉です。さらに、肩関節の安定性を保つという面も持ち合わせています。


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棘上筋に炎症を起こすのは、手や腕を動かす際に無理な姿勢や負荷のかかり過ぎといった原因が挙げられ、重い荷物を運ぶトラック運転手や搬送する仕事、介護やヘルパーなどの福祉関係の仕事に従事している方に多く見られます。また、転倒や事故などによる外傷も原因として挙げられます。

症状としては、肩から腕にかけての痛み、手を上げる動作で痛みが強まる、肩の可動域が狭まり手を上げる動作がしづらい、といった症状が見られます。炎症が強いと安静にしていても痛みがあることもあります。
進行するにつれ、炎症を起こした部位が石灰化を起こし、石灰化腱炎という状態になることもあります。こうなると肩の機能が著しく低下し痛みも強く日常生活に支障を来たしてしまいます。

治療は安静にすることを基本とし、湿布や痛み止めの注射などで症状を和らげ、自然に回復するのを待つことになります。石灰化している場合も自然に石灰化の消失を待つことになりますが、ほとんどの場合手術等をする必要なく自然に治ります。


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他の原因については、以下のページをご覧ください。

⇒ 腕の痛みの原因と病気一覧

⇒ 四十肩・五十肩

⇒ 変形性頸椎症

⇒ 胸郭出口症候群

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