ここでは手の中でも肘の痛みの原因となる病気、上腕骨外側上顆炎について詳しく説明していきます。
上腕骨外側上顆炎は、一般的には「テニス肘」としてよく知られている病気です。テニスのショット時の衝撃による負担が発症原因に繋がる為、テニスプレイヤーに多く見られるのが特徴です。特にバックハンドの際に肘の外側に負担がかかる動きとなります。
sponsored link
上腕骨外側上顆炎は、その名の通り上腕骨の外側の上顆（骨の先端の突起）に繋がる筋肉や腱に炎症を起こした状態で、手首を手の甲側に曲げる掌屈の動きに使う腱です。テニスのバックハンドが原因となることが多いですが、日常生活では子供を抱っこするお母さんにもよく見られます。
症状は、肘の外側周辺に痛みを感じます。手首を手の甲側に曲げる動き、例えばドアノブを回す動きや雑巾を絞る動き、またコップに飲み物を注ぐ動きなどでも痛みが強まるのが特徴です。
治療は、基本的に安静にするだけで自然と回復するものです。肘から先の手の動きを制限し、極力手を使うことを避けしばらくの間安静にしていれば自然に治るものです。痛みが強い場合には消炎鎮痛剤やステロイド薬の局所注射を行う場合もあります。肘の動きを制限する肘サポーターで固定するもの効果的です。痛みを感じない程度にストレッチをしておくのも早期回復につながります。また、日常生活に支障を来たすような重症例以外では手術は行われません。
sponsored link
他の原因については、以下のページをご覧ください。
⇒ 肘の痛みの原因と病気一覧
⇒ 上腕骨内側上顆炎
⇒ 変形性肘関節症
⇒ 肘内障
⇒ TOPページへ戻る
