肘内障
ここでは手の中でも肘の痛みの原因となる病気、肘内障について詳しく説明していきます。

肘内障は、3歳頃の子供に多い症状でいわゆる「肘が抜けた」ようになる状態です。例えば子供と手を繋いでいて転げそうになった時や、両手を持って持ち上げるブランコのような動きをする際の、手を勢い良く引っ張ったり捻ったりする動作によって起こりやすいものです。子供は突然の痛みから当然泣き出しますし、腕は下がってダランとなったままになり、肘を曲げたり手を動かすことは出来ません。


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肘内障になると、関節内部では肘関節の尺骨と橈骨にくっ付いている橈骨輪状靭帯が橈骨から外れかかった状態になっています。つまり肘関節の亜脱臼を起こしているのです。(亜脱臼とは関節が外れかかった状態の事で、完全に外れる脱臼の一歩手前の状態です。)

小さい子供に多いのは、大人に比べて関節の構造がまだ未発達でそれぞれの靭帯との繋がりも弱い為です。また自分に起こっている症状を周囲に表現することも難しい年頃の為、親が子供の異変に気付いてあげることが非常に重要です。腕をダランとしてあまり動かさなかったり、肘を触ると痛がるなどがあれば、肘内障を疑ってみるべきでしょう。

肘内障の治療としては、肘を捻って曲げ外れた骨と靭帯を元の位置に整復(徒手整復)してあげれば、痛みもすぐに消え普段どおりに手を動かすことが出来るようになります。ただし、肘内障は一度経験すると癖になって再発しやすいので、くれぐれも子供の手を強く引っ張ったりしないように注意して下さい。


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他の原因については、以下のページをご覧ください。

⇒ 肘の痛みの原因と病気一覧

⇒ 上腕骨内側上顆炎

⇒ 上腕骨外側上顆炎

⇒ 変形性肘関節症

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